縮毛矯正やブリーチは美容室メニューで最も難しく
技術や知識が必要な施術になっております。

縮毛矯正のあとに他店でのブリーチによって髪の毛にクセが出てしまったケース。

施術内容、ビフォーアフターの写真と動画で解説していきます。

お客様の髪の毛の履歴

約半年前に新規のお客様としてご来店していただいていました。

その際はカラーなどの履歴はなく、黒髪のくせ毛さんでした。

顔周りに強いクセと膨らむ細毛の軟毛。

縮毛矯正をかけてしっかりと扱いやすく施術しました。

バックから

↓↓↓

施術メニューは縮毛矯正

施術メニューは縮毛矯正です。

• お客様の一番のお悩みはうねって広がるくせ毛をどうにかしたい
• 寝癖みたいなのを改善したい

この2つが主な理由でした。

お客様の髪の毛は細い猫っ毛で繊細な髪質。

ただブリーチしているのであきらめていたお客様。

ご連絡をいただき内容を把握した上でお受け致します。

半年ぶりにご連絡をいただき施術させていただくことになりました。

ビフォー状態

バックのビフォー

ブリーチが4ヶ月前で、その後に2回ほどカラーを施術している髪の履歴です。

ブリーチの過度なダメージによるビビリ毛（ちりちりのほうきのような髪の毛）

になっている部分も多く、特に毛先と顔周りはビビリ毛になっていました。

縮毛矯正とブリーチの正しい順番の記事はこちらから

↓↓↓

正しい縮毛矯正とブリーチの順番

そしてなぜか寝グセのようなうねりが出ていて扱いづらいとのこと…。

サイドの強いクセは伸びた部分だけでしたが、後ろだけ伸ばした部分も若干のうねりが出ていました。

サイドのビフォー

今回のブリーチもに対する縮毛矯正薬剤選定

かなり繊細な髪への縮毛矯正ですので技術と知識が試されます。

髪の毛に最も優しく、ブリーチ毛への対応もできるPH 移行還元というものを使用します。

簡単に説明すると、薬剤を2つ使用します。

髪の毛の良い状態は弱酸性です。

強いアルカリ性のものを使用することで髪の毛の大事なもの成分を壊してしまいます。

※酸性だからといって髪の毛がダメージするわけではない。

特にこのような細くて繊細な猫っ毛の髪質は強いアルカリ剤を使用すると髪の毛がちりちりになってしまいます。（ビビり毛になる）

PH移行還元とは、縮毛矯正の酸性薬剤→縮毛矯正のアルカリ薬剤

へと髪の毛のPHコントロールすることで髪の毛への負担を少しでも減らす施術です。

外側の門をじっくりとあけるのが酸性薬剤の役目。

開いた門の中に素早く入り込み結合（還元）するのがアルカリ薬剤の約目です。

アルカリ薬剤のみで施術した場合、門を開く段階で多くのものを壊してしまうため
髪の毛の体力がなくなり、ひんし状態（ビビり毛）になってしまうのです。

中間処理（トリートメント）で髪の毛の中に必要なものを入れ込む

薬剤を流してから数種類の必要なトリートメントを入れ込んでいきます。

栄養素や、いれこんだ薬剤を抜くトリートメント

その後に行われる熱処理（アイロンやドライヤー）から髪の毛を守るトリートメント

などなど

数種類のトリートメントでダメージ加速を防止します。

熱処理（ブロー、アイロン）

アイロン時の注意は熱の温度よりもプレス（握り）だと考えています。

プレスが強い場合髪の毛に伝わる温度も変わります。

強くプレスすればクセは伸びやすくなりますが、髪の毛へのダメージも大きくなってしまいます。

※縮毛矯正で髪の毛がかたくなる原因はここにあるかもしれません。

ほとんど潰さずにそっと熱を置いてくるイメージでクセを取り除きます。

仕上がりのアフター

ビフォーと比べて行きましょう。

全体のビフォーアフター

内側ののビフォーアフター

サイドのビフォーアフター

髪の毛を最小限のダメージで無事縮毛矯正成功です☆

ビフォーアフター動画

https://youtu.be/4M9MyFcT3EI

最後に

いかがでしたか？

ブリーチしていたら縮毛矯正かけられないと決めつけず
一度ご連絡をください！

お気軽にお問合せフォームからお待ちしております。

表参道宿毛矯正美容師ユキナガ