正しい酸性縮毛矯正の実態

最近では、髪質改善や酸性縮毛矯正のメニューをよく耳にします。

普段の縮毛矯正はアルカリ性のものってご存知でしたか？

カラー、ブリーチ、縮毛矯正、パーマ

基本的に薬剤を使用する施術はアルカリ性のものが多いです。

今日は酸性縮毛矯正の正しくかける方法とビビり毛修正について詳しく紐どいていきましょう。

ビビり毛とは

まずはじめにビビり毛についいてお話していきます。

髪の毛がチリチリのほうきのような髪の毛になってしまった髪の毛のことをビビり毛といいます。

髪の毛へのダメージの蓄積がたまりこみ、髪の毛の瀕死状態がビビり毛。

このようにクシも通らなくなってしまい、手触りもザラザラとしていて見た目も良くない状態になってしまいます。

ちなみにここ最近流行りの

“酸熱トリートメント”

などでも

「ビビリ毛になりチリチリになった」

というご相談たくさん来ています。

【酸熱トリートメントの詳しい記事はこちら】

↓↓↓

【永久保存版】酸熱トリートメント失敗！？流行りの酸熱の仕組みを詳しく解説

ではなぜビビリ毛（チリチリ）になってしまうかと、なってしまってからの対処法を掘ってお話していきます。

主に縮毛矯正やブリーチなどで蓄積されたダメージ毛が暴走するとビビリ毛に

ブリーチ毛に縮毛矯正かけてビビり毛になってしまったなど、経験ある方も多いのでは？

ビビり毛になってしまうとトリートメントなどでは髪の毛を良くすることはできません。

※トリートメントで修復などうたっている美容室は注意が必要です。

今回のお客様の履歴は

細い髪質で繊細な髪の毛。

そこに毛先までの縮毛矯正を一週間で２度の失敗。

カラーは白髪染めを３週間に一度。

かなりハイダメージでビビり毛になってしまい、

縮毛矯正をかけたのにダメージによる広がりとチリチリがこの爆発頭になってしまいました。

根元付近からのチリチリのビビリ毛…。

酸性縮毛矯正とビビリ修正をしていきます

これ以上、膨潤（膨らませる）や軟化（柔らかく）すると

もっとひどいチリチリになってしまうので酸性の縮毛矯正剤をチョイス！

少し還元（髪の毛の中の結合を切る）しないと縮毛矯正はかからないので、スピエラ（エステル還元剤）を少し配合します。

ビビり毛に縮毛矯正をかけて修正していきます。

アイロン温度は低めの１２０度スルー

アイロンの温度は１２０度。

通常の縮毛矯正のアイロン温度は１８０度です。

何度もスルーして手触りが良くなったところで再結合させます。

衝撃のビフォーアフター

全体のビフォーアフター

アイロン仕上げしてません。

乾かしただけの状態です。

内側のちりちりは？

クシも無事に通るようになりました！

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表参道縮毛矯正美容師ユキナガ