髪の毛が年齢とともにうねりだした、、、もともとのクセが特に最近は強さを増した。

なんてお悩みお持ちじゃないですか？

一生懸命縮毛矯正を探して期待を胸に膨らませ言った美容室でクセが伸びなかった…

そしてクセが伸びなかったことを自分の髪質のせいにされてしまい、自分の髪の毛は縮毛矯正がかからないのでは？

なんて不安になっているそこのあなた！！

安心してください。

クセが伸ばせないのはあなたの髪質の問題ではありません。

美容師の知識と技術不足になります。

※美容師さんも一生懸命施術してくれたと思うのであまり悪くは思わないでくださいね（泣）

しっかりとクセを伸ばせる美容師にお願いすると解決しますよ☆

ではなぜあなたの髪の毛のクセが伸びなかったのかご回答していきたいと思います。

細毛軟毛（猫っ毛）のエイジング毛の薬剤選定

年齢と共に髪の毛は細く弱った髪の毛になっていきます。

ハリコシもなくなり、ふわっと広がりやすい髪質になってしまう方も多いです。

これをエイジング毛と呼びます。

もともとのクセが伸びにくくなった最大の原因は美容師側の薬剤選定のミスです！

単純に薬剤が強いとチリチリになってしまいますし、弱すぎるとストレートにならないという。

薬剤強いものを使用して薬剤放置に時間をおけなかったのが原因だと考えます。

アルカリ性の薬剤では髪への負担がかなり大きいため、カラーなどもしているエイジング毛のくせっ毛さんには酸性薬剤かPH移行還元を選択します。

詳しく説明していきましょう。

アルカリ性と酸性の特徴の違い

聞いたことがある方も多いと思いますが、髪の毛の一番いい状態は弱酸性です！

でも美容室の薬剤のほとんどがアルカリ性の薬剤になります。

なぜでしょうか？

アルカリ性の特徴

• 柔らかくする
• 広がる
• 膨らむ
• 溶かす

酸性の特徴

• しめる
• かたくなる

薬剤にアルカリが多い理由 

なぜアルカリ性のほうが薬剤が多いのかという質問は毎日のように美容師さんからご質問でいただきます。

先程にも述べましたようにアルカリ性の場合、髪の毛を膨らまして、中に浸透させる特徴があります。

逆に酸性の場合は髪の毛を硬く締めてしまうため薬剤を弾いてしまいます。

そのため太い髪の毛や、カラーだけのそこまで髪の毛が傷んでいない場合はアルカリ性の薬剤でシンプルに薬剤浸透をさせてあげるのがキレイに髪の毛が真っ直ぐになります。

ただアルカリ性の場合薬剤パワーも比例して強くなります。

ブリーチしている髪の毛などは中からかなりの栄養素を抜いてしまっているため

そこまで薬剤パワーなくていいんです。

そして軟化している髪の毛や既に膨らんでいる髪の毛（アルカリ性によっていたりダメージによるもの、エイジング毛含む）にアルカリ性のパワーがそこそこあるものを塗布してしまうと髪の毛は確実に悪化します。

例えばこんな髪の毛にアルカリ性は向いていない

非常に危険な状態

酸性が髪の毛を傷ませないなんて言うのはウソです。

酸性の薬剤の場合広げたり膨らまさないため、薬剤のパワーは優しくなります。

ただ薬剤使用のため髪の毛は確実に傷みます。

使い方では酸性の薬剤の負が傷む可能性もあります。

お客様のビフォーアフター

ドライヤーのみ、ブローもしていませんし、アイロン仕上げももちろんありません。

薬剤選定

【縮毛矯正薬剤】

根本

酸性チオグリコール酸PH6.0

スピエラ10%

20分放置後

サルファイトph8.8

２分

pH移行還元

毛先

酸性チオグリコール酸

システイントリートメント剤

スピエラ

1.1.5%

10分放置後セット面で

アルギニンシステイン系トリートメント

重ね塗布7分〜10分

アルギニンでゆっくりとpH移行トリ

アルカリ性によせて少し髪を膨張させることで中間処理を最大限に良くするため。

これに還元剤は入っていません。

【熱処理】

80%ドライ

アドスト180℃

水抜き熱置きアイロン

【前処理】

ヘマチンシャンプー

CMC

【中間処理】

5分水洗

ヂチオコール酸3分（還元剤処理）

エステル還元剤を抜くために

ヘマチンシャンプー（残留アルカリ除去）

CMC

ケラチン

チェンジリンス

アニオン、カチオン（プラス、マイナス）性トリートメント

セラック（樹脂）

CMCオイル

酸性リンス

ドライ前

乾き過ぎ防止のためオイル

【縮毛矯正2剤】

過酸化水素1.5%