今回はかなり難しかったです（泣）

根元って基本ビビリ毛（髪の毛の体力の限界）になることってほぼないんですよ。

それになってしまった（ビビり毛は治すことができません）お客様の応急処置編です。

なぜこのように髪の毛の内側の根元がビビリ毛になったか

前回履歴は縮毛矯正とカラー（全体）

もちろんどちらもできないこともないですができれば日にちをあけたいところ。

あけないでカラーも全体するとなるとその日の髪の毛への負担はだいぶ大きいです。

ビフォーから

」

しかもかなり明るい髪の毛なので余計に…

そして本日のお客様の髪質は細くて繊細な髪質です。

太い毛よりデリケートな髪の毛ですのでこれで強い薬を使うとアウトです。

ビビリ毛になった原因はなんだ！？

僕の推測では…

“縮毛矯正の1度目に塗る薬液選定ミス”
です。

細い髪の毛に対してかなり強い薬剤

↑（かなり強く、髪の毛を傷める薬）は塗布（塗る時間）スピードに自信がありかつキューティクルがすごい時に使う薬。

膨潤と還元、軟化　共に強いので長く時間を置くと髪の毛の中で大暴れ（髪の毛大ダメージ）これにつながります。

よってビビリ毛になりました… 

襟足から先に塗っていくので前髪が伸びてなく後ろの中の髪の毛がダメージしているケース

塗布タイム（塗る時間）が遅く前髪塗りきってから襟足の方がダメージしていることに焦り

薬を塗ってから存分な時間を放置しないため髪の毛にしっかりと薬剤が作用せず

前髪のクセは残り襟足だけ大ダメージを負う。

最悪のパターンになります。

正しい施術方法と薬液選定は？

あくまでも僕のやり方で説明していきます。

薬剤

酸性系（優しい薬）またはPH低いシステアミン20分放置

シャンプー台でアルカリチオ（サルファイト）ｐｈ９台3分被せて放置

pH移行還元という技術で対応します。

強い薬をつかってるじゃん！

という声が聞こえてきそうですが…笑

ご安心ください！

優しい薬からじっくりと髪の毛の結合を切り離し切りきれないところだけ手助けをしてもらうのが強い薬。

この強い薬で時間を置かないのがポイント

通上以上よりも傷みは普通より極小

流して

乾かしてからアイロン作業

応急処置はどうしたのか

びびってしまった髪の毛は治ることがありません😭

ただ誤魔化すことはできます擬似でなおったようにみせることビビリ毛はパーマがかかったようなものなので

縮毛矯正失敗されてチリついた髪の毛を特殊な方法で縮毛矯正もどきをします。

酸性還元剤（優しい薬）で髪の毛の結合を切ります。

還元状態を見ながらピンポイントで流してあげて

ここでアイロンの熱はダメージにつながりますのでご注意を

ブロム酸で仕上げると…

この通り！！応急処置に成功

これがーーー

こうっ！！

お客様から次回予約も初めて入ったのにいただけました♪

まとめ

○髪質をしっかり判断してくれる美容師さんにお願いしないとやばいことになります

○基本的には優しい薬でダメージさせないように縮毛矯正をかけます

○ビビリ毛は治せないが応急処置はできる（可能性がある）

※できない髪質等もありますのでカウンセリング時にお話させていただきます、