いろいろなお店で縮毛矯正をかけてきたけど、しっかりと伸びた試しがない…

数々の美容師さんにクセが強いから伸びにくいなんて言われた経験ございませんか？

大丈夫です！

あなたと同じお悩みを持っている方は結構いらっしゃいます。

クセがのびない理由は大きく2つあります！！

• 【薬液選定のミス】
• 【熱処理の技術不足】

要は美容師側（施術者）の薬剤知識とアイロンワーク技術で大幅に仕上がりが変わるということです。

あなたの髪質のせいでも、癖が強すぎるから伸びないわけでもなく、僕ら美容師の腕次第で変わるということになります。

※もちろん、今までの髪の毛の履歴や髪質、酸熱トリートメントなどの残留などによってウェーブバック（クセが戻る）や形が変わらないケースもございます。

その場合はあらかじめカウンセリングの状態でお話させていただいております。

では詳しくお話していきましょう☆

まずどんな髪質がクセが残されてしまうのか

ご新規でいらっしゃったお客様のビフォーの状態を参考画像にして解説していきます。

お客様の髪の毛の履歴

• 縮毛矯正二度の失敗（伸びなかった）
• カラー2ヶ月前
• 酸熱トリートメント、ブリーチ等の履歴なし

でした。

ここから縮毛矯正がかからなかった原因をヒモどいていきましょう！

縮毛矯正2度の失敗（伸びなかった）理由

あくまでも僕の考察ですが、薬剤選定ミスと放置時間の短さが原因かと考えます。

薬剤の種類はおおまかに2つ

チオグリコール酸かシステアミン

もちろん他にもたくさんの還元剤（縮毛矯正剤）があります。

更にPH値（ペーハー）もかなりの影響が出てきます。

ペーハーは学生時代、理科の授業でやったこと覚えていますか？

リトマス紙の色が変わるあれです☆

この図画わかりやすいかと思います。

酸性、中性、アルカリ性。

髪の毛のいい状態とはズバリ弱酸性になります！

ただ、美容室の薬剤の大半がアルカリ性の薬剤が多いです。

理由とすると、アルカリ性には開いたり膨潤（膨らむ）性質があるため

髪の毛の中に薬剤が浸透しやすくなるためです。

そのためアルカリ性に髪の毛が偏ることになってしまいがち(._.)

アルカリ度が高いと膨らましすぎてしまい、薬剤のオーバーが起きて、最悪の場合ビビり毛（チリチリの髪の毛）になってしまうケースもあります（泣）

そのため、縮毛矯正の場合は特にPH値の調整が必要になってきます。

縮毛矯正薬液の放置タイム

縮毛矯正は他の薬液（カラーやパーマなど）
より”強い”（髪の毛に負担がかかる）薬液が多いです。

ただここで勘違いしがちな美容師さんが多いのですが

【髪の毛の癖が強い】×【縮毛矯正薬液強い】

これは間違いが起こる場合があります。

【髪の毛が細い、繊細】×【縮毛矯正薬液優しい】

【髪の毛がしっかりしている太い】×【縮毛矯正薬液強い】

の考えで僕は行っています。

平均的に縮毛矯正の放置タイム（最初の縮毛矯正薬液を塗布後の置く時間）
は１０分~１５分の美容師さんが多いです。

縮毛矯正薬液を強くして５分で流してしまう美容師さんなども…
↑これは髪の毛の負担がかかりすぎるのプラスクセは伸びません。

ちなみにこのお客様の

縮毛矯正放置タムは合計で”30分”です。

１ヶ月前に縮毛矯正がかからなかった…が正しいのですが

【クセが戻ってしまった原因】はこの放置タムに問題があります。

縮毛矯正は髪の毛の中の結合を離して再結合させて形を形成させていきます。

　髪の毛の中の”手”が離しきれていない状態で
ストレートアイロンで形を形成しても縮毛矯正はもちろんかかるわけがありません。

今回のケースは

【縮毛矯正薬液選択ミス】×【１液放置タイム】が失敗のカギかなと考えました。

ビフォーアフター

アイロンワークをしっかり終えて仕上がりをみていきましょう♪

全体の仕上がり

膨らむ髪質なので一目瞭然！かなり頭の大きさが変わったと思います。

もちろん仕上げは乾かしただけ！

決してアイロン仕上げではございません。

内側のビフォーアフター

しっかりと伸びましたね☆

もちろん伸ばすことは当たりませですが、質感も柔らかくしっとりとした美髪ストレートヘアになっております！

気になる方はぜひ一度ご相談だけでもご連絡ください♪

お気軽にご予約も下のボタンからお待ちしております！！

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ