セルフ縮毛矯正の怖さって知ってますか？

プロでも縮毛矯正って難しい技術で失敗率もダントツで高いんです。

それを素人の方が自分でやるってのは失敗確率が何千倍も上がります。

せっかくきれいな髪の毛なのに見にくくなるのは嫌ですよね。

包丁で例えるのであれば、美味しい料理を作る道具。

でも使い方によっては凶器にもなってしまいます。

縮毛矯正剤も同じで使い方によっては”髪の毛にとっての凶器”ともなってしまう可能性もあります。

セルフ縮毛矯正の失敗する３つの理由についてお話していきますね☆

自分の髪質にあった縮毛矯正薬液を選択できる専門知識がない

これは素人ではかなり難しいです。

プロの美容師でも髪質にあってる縮毛矯正薬液選択は非常に難しく、専門的な知識と毛髪科学が必要となります。

この縮毛矯正薬液の１液による失敗が

”クセが伸びなかった”

”ビビり毛（チリチリの髪の毛）になってしまった”

などの取り返しのつかないことになってしまいます。

縮毛矯正の薬剤だけでも非常に多くの種類がメーカーから出されています。

成分としても多くの種類があり、チオグリコール酸アンモニウムやシステアミン…などなど。

縮毛矯正薬液によって髪の毛へのダメージレベルも変わります。

作用する場所も変わるのでプロにおまかせしましょう☆

アイロン、ドライヤーなどの熱処理

縮毛矯正の薬液を流した後のドライ（乾かし）後のアイロンなどもかなりの技術がいります。

乾きのベストな状態は8割くらいと言われていますが
個人で乾かす場合は髪の毛の乾き度合いにムラができてしまいます。

後のアイロンワークは根元から伸ばすことは非常に困難ですよね。

熱の正しい当て方も美容師ですら難しい技術になります。

前髪だけなら自分でできると思われる方もいらっしゃるかと思いますが
パキッとしたカッパのような真っ直ぐすぎる前髪になってしまったりする可能性があるリスクがあります。

どうかプロの私達にお任せ願います。

縮毛矯正アフターケアの専門的知識

縮毛矯正は2液（固定する薬剤）によっても仕上がりに非常に影響してきます。

2液がしっかりと塗布されなければ今までの作業はすべてパーになってしまいます。

何してたのこの3時間…状態。嫌ですよね（笑）

自分でやるにはかなり難しかなと思います。

アフターケア等の知識的な問題もあります。

何度もいいますが縮毛矯正は非常にハイダメージに繋がってしまう技術になります。

アフターケアやホームケアはプロから教わりましょう。

時折ネットでも間違った情報が流れてしまっています。

最後に小話として縮毛矯正で起きた恐ろしい事件の話

セルフ縮毛矯正の怖さをお伝えしてきましたが、ここで本当に起きた縮毛矯正事件の話しをします。

※実話です

縮毛矯正の１液って頭皮につけないように塗っていくんですが、これには２つ理由がります。

1. 頭皮は弱酸性なのでアルカリ度が強い縮毛矯正薬液が頭皮につくとものすごく頭皮に良くない
2. アイロンをするときに根元が折れてしまい、根折れの原因につながる。

頭皮にガッツリと縮毛矯正薬液を塗った先輩美容師さんがいました。

その方はたぶん薬液に対しても縮毛矯正のことも髪の毛のこともあまり勉強してなかったんだとおもいます。

↑１年目だったので僕も知識がなく理解していませんでしたが…。

頭皮についた縮毛矯正の薬液を２０分以上放置し、他のお客様のカットをしている先輩美容師、

このとき忙しくて誰も気づいていなかったのが問題なのですが

シャンプー台で１液を流すときに髪の毛が一部分ごっそり抜け落ちました…。

えっ…。

フロア中すべてがシーンとなり
気づけば泣き始めるお客様。

原因は縮毛矯正薬液の頭皮にたっぷりと付けてしまったことによる頭皮ダメージと考えられます。

何がいいたかったかというと

専門的な知識がないことによる取り返しのつかない事故がおきてしまうのです。

ということ

どうかカラーも縮毛矯正も前髪カットもプロの私達にお任せください♪

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ