縮毛矯正をしたのに癖が伸びていない原因は?かけ直しの判断と正しい対処法
「せっかく縮毛矯正をかけたのに、乾かすとうねりが残っている」
「数日後にシャンプーをしたら、また癖が出てきた」
「これは失敗なのか、それとも自分の乾かし方が悪いのか分からない」
このように悩んでいませんか?
こんにちは。
表参道で縮毛矯正を専門にしているユキナガです。
縮毛矯正は、決して安い施術ではありません。
時間もかかりますし、仕上がりを楽しみにしていた分、癖が伸びていないときのショックは大きいと思います。
最初に結論からお伝えします。
縮毛矯正後に癖が残っていても、自分で市販の薬剤を使ったり、高温のアイロンを何度も当てたりしないでください。
まずは施術を受けた美容室へ、できるだけ早く相談することが大切です。
縮毛矯正で癖が伸びない原因は、大きく分けると次の3つです。
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薬剤の反応が足りていない
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アイロンの熱が均一に入っていない
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髪のダメージが大きく、安全に施術できる限界を超えている
この記事では、縮毛矯正を専門にしている美容師の立場から、癖が伸びない原因、お直しができるケースと危険なケース、サロンへ相談する前に確認してほしいことを分かりやすく解説します。
1. 縮毛矯正で癖が伸びない3つの原因
縮毛矯正は、美容室の施術の中でも特に難しい技術です。
お客様の髪質、癖の強さ、カラーやブリーチの履歴、毎日のアイロン温度まで確認しながら、薬剤と熱の強さを細かく調整する必要があります。\
僕がよく使う「髪の体力」という言葉は、今の髪が薬剤と熱にどれだけ耐えられるか、という意味です。
この判断が少しでもズレると、癖が残ったり、反対に髪を傷めすぎたりすることがあります。
原因1:薬剤の反応が足りていない
縮毛矯正では、最初の薬剤で髪内部の結合に働きかけ、癖の形を動かせる状態にします。
その後、アイロンで形を整え、2剤でストレートの状態を固定します。
ところが、髪質に対して薬剤が弱すぎたり、必要な時間を置けていなかったりすると、髪が十分に動く状態になりません。
その結果、アイロンを丁寧に入れても癖が伸びきらないことがあります。
特に起こりやすいのは、次のようなケースです。
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髪が太く、硬く、薬剤が反応しにくい
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襟足や耳の後ろなど、部分的に癖が強い
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根元への薬剤の塗布量が足りていない
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塗布にムラがある
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ダメージを警戒しすぎて、薬剤を早く流している
施術直後から元のうねりが残っている場合は、薬剤の反応不足や塗布ムラが原因の可能性があります。
原因2:アイロンの熱が均一に入っていな
薬剤が適切に反応した後は、アイロンで髪の形を整えます。
この工程では、温度だけではなく、毛束の厚さ、アイロンを動かす速さ、力のかけ方、髪に残っている水分量まで仕上がりに影響します。
一度に取る毛束が厚すぎると、表面には熱が入っても、内側まで均一に熱が伝わりません。
また、襟足、もみあげ、耳の後ろなどは髪が短く、アイロンを入れにくいため、癖が残りやすい部分です。
ただし、温度を上げれば解決するわけではありません。
熱が足りなければ癖が残り、熱を入れすぎれば硬さや切れ毛の原因になります。
髪の状態に合わせて、必要な熱を必要な場所へ均一に入れることが重要です。
原因3:髪のダメージが大きく、安全に伸ばせる限界を超えている
ブリーチ、繰り返したカラー、過去の縮毛矯正、毎日の高温アイロンなどが重なると、髪は薬剤と熱に耐えにくくなります。
この状態で強い薬剤を使うと、癖が伸びる前に髪がチリチリになったり、途中で切れたりする危険があります。
そのため、美容師がダメージを避けて弱い薬剤を選んだ結果、癖が伸びきらないケースもあります。
また、癖が残っているのではなく、ダメージによるパサつきや広がりが「うねり」に見えている場合もあります。
ここを見誤って再び縮毛矯正をすると、状態はさらに悪化します。
| 主な原因 | 起こりやすい部分・髪 | 見え方の特徴 |
|---|---|---|
| 薬剤の反応不足・塗布ムラ | 太毛、硬毛、襟足、耳の後ろ | 施術直後から元の癖や波状のうねりが残る |
| アイロンの熱不足・ムラ | 根元、もみあげ、後頭部の内側 | 部分的に伸びが甘く、場所によって仕上がりが違う |
| ダメージによる限界 | ブリーチ毛、毛先、細毛、矯正履歴が重なった髪 | パサつき、チリつき、広がりを伴うことが多い |
\2. 縮毛矯正のお直しはできる
結論として、髪の状態が耐えられる場合はお直しが可能です。
ただし、すべての髪にかけ直しができるわけではありません。
大切なのは「何日空けたか」だけではなく、次の3点です。
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本当に癖が伸びていないのか
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その部分にどの薬剤と熱が使われたのか
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もう一度施術しても耐えられる髪なのか
安全に直すためには、施術履歴の確認と、実際に髪を触って見る診断が必要です。
お直しできる可能性が高いケース
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健康毛から軽いダメージ毛である
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元の癖がそのまま残っている
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伸びていない範囲がはっきりしている
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チリつき、切れ毛、極端な硬さがない
このような場合は、伸びていない部分だけに薬剤を塗り、すでに伸びている部分へ余計な負担をかけずに修正できる可能性があります。
慎重な判断が必要なケース
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ブリーチやハイライトの履歴がある
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縮毛矯正を繰り返している
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毛先が細く、絡まりやすい
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髪に強い硬さや乾燥がある
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どこにどの施術履歴があるか分からない
この場合は、いきなり全体をかけ直すのではなく、目立たない毛束で薬剤への反応を確認したうえで判断します。
酸性や低アルカリの薬剤が選択肢になることもありますが、酸性だから傷まない、ブリーチ毛でも必ず安全、という意味ではありません。
薬剤の名前だけで安全性を判断しないことが大切です。
再施術を避けた方がよいケース
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髪がチリチリしている
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濡れると極端に柔らかくなり、形を保てない
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白い点のような切れかけの部分がある
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毛先が次々と切れている
- 頭皮に強い痛み、赤み、腫れがある
この状態でさらに薬剤と熱を加えると、ビビリ毛や断毛が悪化する危険があります。
縮毛矯正で無理に直すのではなく、施術を止める判断が必要です。
頭皮に強い痛みや腫れ、水ぶくれなどがある場合は、美容室への連絡だけで済ませず、皮膚科などの医療機関へ相談してください。
3. 「7日〜10日待てばかけ直せる」は全員に当てはまらな
縮毛矯正のお直しについて、「最低でも7日〜10日は空けた方がよい」と説明されることがあります。
しかし、日数だけで安全かどうかは判断できません。
1週間待っても髪のダメージが元に戻るわけではありませんし、日数を空ければ必ず再施術できるわけでもありません。
反対に、保証期間がある美容室では、連絡が遅れることで対応が難しくなることもあります。
気になる部分がある場合は、まず早めに美容室へ連絡してください。
そのうえで、実際の髪の状態を確認し、すぐに直すのか、期間を空けるのか、今回は施術をしないのかを美容師と決めるのが安全です。
4. 美容室へ相談する前に確認してほしいこと
美容室へ連絡するときに、難しい専門用語を使う必要はありません。
次の4点が分かると、状況を共有しやすくなります。
1. どの部分が気になるか
前髪、顔周り、もみあげ、襟足、後頭部の内側、毛先など、気になる場所を具体的に伝えてください。
「全体的に変」と伝えるよりも、原因を確認しやすくなります。
2. いつから気になった
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施術直後からうねっていた
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自宅で初めて洗った後に気づいた
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湿気の多い日に広がった
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数日後から毛先がチリつき始めた
この違いも大切な情報です。
3. 過去の施術履歴
ブリーチ、ハイライト、カラー、セルフカラー、過去の縮毛矯正など、分かる範囲ですべて伝えてください。
施術履歴を隠してしまうと、正しい薬剤判断ができません。
4. 何もつけていない状態の写真や動画
できれば、アイロンで伸ばす前の状態を撮影してください。
オイルをたくさんつけた状態や、強くブローした後では、本来の癖やダメージが見えにくくなります。
正面、横、後ろ、気になる部分の内側を撮っておくと、美容師との認識のズレを減らせます。
5. かけ直しが難しいときの選択
髪のダメージが大きい場合、縮毛矯正をもう一度かけることが正解とは限りません。
髪を守るために、あえて施術をしない方がよいこともあります。
部分的なお直し
顔周りや襟足など、癖が残った部分だけを修正します。
すでに綺麗に伸びている部分へ薬剤を重ねないため、全体のかけ直しより負担を抑えられます。
髪質改善トリートメント
髪質改善トリートメントは、手触りやまとまりを一時的に整えるための選択肢です。
ただし、ここは誤解しないでください。
髪質改善トリートメントでは、強い癖の形そのものをまっすぐに変えることはできません。
癖を伸ばしたい場合は縮毛矯正、ダメージによるパサつきや広がりを扱いやすくしたい場合はトリートメントというように、目的を分けて考える必要があります。
カットとホームケアで負担を減らす
毛先の体力がほとんど残っていない場合は、傷んだ部分を少しずつ切りながら、新しく伸びてくる髪を守る方が安全です。
トリートメントで手触りを整えることはできますが、一度大きく損傷した髪を元の健康毛へ戻すことはできません。
無理にその場で完成させるより、半年後、1年後の髪を綺麗にするための計画が必要です。
6. お直しまでに自宅で気をつけるこ
市販の縮毛矯正剤を使わない
一番避けてほしいのが、自分で薬剤を重ねることです。
どこまで薬剤が反応しているのか分からない髪へ、さらに薬剤をつけるのは非常に危険です。
高温アイロンを何度も当てない
癖が気になると、何度もアイロンを通したくなると思います。
しかし、毎日高温で挟み続けると、髪の硬化や切れ毛につながります。
すべての髪に共通する正解温度はありません。
必要以上に温度を上げず、同じ場所へ何度も通さないことが大切です。
お風呂上がりは完全に乾かす
濡れた髪は摩擦に弱いため、長時間放置せず、根元から毛先へ風を当てて乾かしてください。
最後に上から下へ風を当てると、表面が整いやすくなります。
洗い流さないトリートメントを使う
ドライヤーやアイロンを使う前は、熱から髪を守るタイプのミルクやオイルを使用してください。
ただし、つければ高温でも安全になるわけではありません。
量をつけすぎず、毛先を中心になじませ、熱そのものも必要最低限に抑えましょう。
7. まとめ:癖が伸びていないときこそ、焦って直さないこと
縮毛矯正で癖が伸びない主な原因は、次の3つです。
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薬剤の反応不足や塗布ムラ
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アイロンの熱不足や入れ方のムラ
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髪のダメージが大きく、安全に伸ばせる限界を超えている
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お直しができるかどうかは、経過日数だけでは決まりません。
癖の残り方、使用した薬剤、ブリーチやカラーの履歴、現在の髪の強度を確認して判断します。
まずは何もつけていない状態の写真を撮り、施術を受けた美容室へ早めに相談してください。
そして、チリつきや切れ毛がある場合は、無理な再施術をしないこと。
縮毛矯正は、ただ強い薬剤を使えば綺麗になる技術ではありません。
その人の髪に必要な薬剤と熱を見極め、今だけではなく、この先も綺麗な髪でいられる方法を選ぶことが一番大切です。
AMATRUでは、癖の強さだけでなく、過去のカラーや縮毛矯正の履歴まで確認したうえで施術を判断しています。
状態によっては、その日に縮毛矯正をしないという判断をすることもあります。
無理に施術をするのではなく、今の髪にできる最善の方法を一緒に考えます。
一人で悩まず、まずはご相談ください。
※髪の状態や使用した薬剤によって判断は変わります。本記事は、ご自宅での薬剤施術を推奨するものではありません。
お直しができるかどうかは、経過日数だけでは決まりません。
癖の残り方、使用した薬剤、ブリーチやカラーの履歴、現在の髪の強度を確認して判断します。
まずは何もつけていない状態の写真を撮り、施術を受けた美容室へ早めに相談してください。
そして、チリつきや切れ毛がある場合は、無理な再施術をしないこと。
縮毛矯正は、ただ強い薬剤を使えば綺麗になる技術ではありません。
その人の髪に必要な薬剤と熱を見極め、今だけではなく、この先も綺麗な髪でいられる方法を選ぶことが一番大切です。
癖の強さだけでなく、過去のカラーや縮毛矯正の履歴まで確認したうえで施術を判断しています。
状態によっては、その日に縮毛矯正をしないという判断をすることもあります。
無理に施術をするのではなく、今の髪にできる最善の方法を一緒に考えます。
一人で悩まず、まずはご相談ください。
※髪の状態や使用した薬剤によって判断は変わります。本記事は、ご自宅での薬剤施術を推奨するものではありません。