縮毛矯正した髪の毛にコールドパーマって施術することができないのはご存知でしたか？

縮毛矯正をかけた髪の毛には、デジタルパーマでないと施術することができません。

デジタルパーマはかなりの技術力と薬剤知識がある美容師さんでないと失敗してしまう恐れがございます。

デジタルパーマ後、毛先がチリチリのビビり毛になってしまった方も多いのではないでしょうか？

今回は、毛先がビビり毛（チリチリの髪の毛）になってしまったときの対処法と原因についてお話していきますね。

まずはじめにデジタルパーマと普通のパーマの違いのお話

【コールドパーマ】

上の画像のようにロッドを巻いて液体をつけ、髪の毛の形を曲げる。

昔からあるパーマです。

細かいウェーブだったり、ランダムにカールが出ます。

普通のパーマ→濡れたときにカールが出る。

【デジタルパーマ】

シンプルに言うと熱を加えるパーマ技術になります。

熱を使う意味は、髪の毛を乾いた状態にすることによって希望の形状を髪の毛に記憶させるためです。

聞いたことがあるかもしれませんがデジタルパーマは形状記憶パーマと呼ばれることがあるのはそのためです。

デジタルパーマの場合は、大きいカールやまとまりが出るスタイルになります。

デジタルパーマ→乾いたときにカールが出る。

毛先がデジタルパーマでチリチリのビビリ毛になった原因

まずはじめにビビり毛についいてお話していきます。

髪の毛がチリチリのほうきのような髪の毛になってしまった髪の毛のことをビビり毛といいます。

髪の毛へのダメージの蓄積がたまりこみ、髪の毛の瀕死状態がビビり毛。

このようにクシも通らなくなってしまい、手触りもザラザラとしていて見た目も良くない状態になってしまいます。

ちなみにここ最近流行りの

“酸熱トリートメント”

などでも

「ビビリ毛になりチリチリになった」

というご相談たくさん来ています。

【酸熱トリートメントの詳しい記事はこちら】

↓↓↓

【永久保存版】酸熱トリートメント失敗！？流行りの酸熱の仕組みを詳しく解説

ではなぜビビリ毛（チリチリ）になってしまうかと、なってしまってからの対処法を掘ってお話していきます。

主に縮毛矯正やブリーチなどで蓄積されたダメージ毛が暴走するとビビリ毛に…。

今回のケースはデジタルパーマでなってしまいましたが、デジタルパーマも縮毛矯正と同じような薬剤と行程でおこなわれていきます。

ブリーチ毛に縮毛矯正かけてビビり毛になってしまったなど、経験ある方も多いのでは？

ビビり毛になってしまうとトリートメントなどでは髪の毛を良くすることはできません。

※トリートメントで修復などうたっている美容室は注意が必要です。

デジタルパーマの薬液選定のミスによる原因

縮毛矯正やカラーに加え、日常のブラッシングや紫外線などによる蓄積したダメージで毛先はかなり繊細な状態になっています。

そこに強い薬剤が乗っかると髪の毛の体力はゼロになってしまいます。

髪の毛の体力ゼロ＝ビビリ毛（チリチリの髪の毛）

そこに髪の毛にダメージさせてしまう熱を加えます。

80度〜100度まであげないとデジタルパーマはかかりにくいです。

熱の当て方も髪質によってさまざまですが、ここの見極めは非常に難しいです。

デジタルパーマが得意な美容師さんにお願いしましょう。

デジタルパーマによるビビリ毛の毛先を縮毛矯正で修正

根本から中間は縮毛矯正をかけます。

毛先はビビリ毛修正。

ビビり毛はシンプルに例えるのであれば、チリチリにかかってしまったパーマです。

この形を変えなければいけません。

そこにはアイロンの熱も、結合（髪の毛の中の手をつないでいる部分）を解かなくてはなりません。

まぁ、かんたんに言うと縮毛矯正かけます。

ただ、縮毛矯正と言っても普段の縮毛矯正をかけてしまえば髪の毛は溶けてなくなってしまうでしょう。

特別な20種類以上使う処理剤（トリートメント）や特別な還元剤（縮毛矯正剤）をしようして

毛先をクシ通りが良くなるように、手触りが良くなるように…心を込めて施術します。

ビフォーアフター

全体のビフォーアフター

アイロン仕上げではありません。

手で乾かしただけ。

正真正銘の毛先ビビリ直しです！

内側のビフォーアフター

しっかりと根本から中間の膨らむくせ毛は伸ばしました。

毎日のあつかいが楽ちん☆

動画でのビフォーアフター

最後に

髪の毛がビビり毛になってしまっても諦めないでください。

必ず良くしてくれる美容師さんもいます。

そして何より、デジタルパーマや、ブリーチ、縮毛矯正は特に難しい技術ですので

信頼できる美容師さんにお願いすることをおすすめいたします。

ご相談やご予約心よりお待ちしております。

表参道縮毛矯正職人ユキナガ