【旅でカットにかける想い】旅人美容師のストーリー
なぜタイで髪の毛を切ることにしたのか
美容師として働き始めたのは銀座のサロンでした。
最初はアシスタントとしてですが、私の美容師の歴史はここから始まりました。
この頃は美容師を通して、誰かを救いたいという漠然とした夢を持っていました。
今思えばそれが海外美容師になることや、縮毛矯正を極めようというきっかけの夢でしたね。
銀座でのアシスタント時代はとにかく毎日先輩に怒鳴られたり環境に対応できずに美容師をやめたくてやめたくてたまらない日々でした。
毎日美容師をやめたい気持ちと、でも美容師をやるしか自分が誰かに貢献できるものはないという気持ちを戦わせ、ギリギリの心境でした。
ただ、それと同時に来ていただいたお客様だけではなく、関わる全ての人間が幸せになれる美容師になりたいと思うようになりました。
なぜそんなアシスタント時代に海外美容師になりたいと思うようになったのかきっかけがありました。
それは、友人とタイに旅行に行ったときの話です。
アシスタントとしてお給料をいただくようになり、息抜きとして友達とタイへ遊びに行くつもりでしたが、友人が急遽来れなくなりました。
もうチケットは取ってしまったし私としては日頃のストレス発散にも絶対にいきたい気持ちが収まりませんでした。
でもどうせ行くなら、そしてどうせ一人なら思い出になることをしようと思って美容師道具を持ってタイに一人で旅行に行きました。
ある程度観光を終え、日本の美容からないので笑顔で「フリーカット!!」と声を出していました。
後から思えば、異様だったでしょう。
例えるなら江ノ島に遊びに行った時、砂浜で「カミ、タダデキルヨーー!!」と笑顔で言っている外国の方がいたら少し怖いですもんね・・・。(笑)
そんなとき、中学生くらいの男子が話しかけてくれました。
もちろん何を言っているかわからないのですが、「髪切ってくれよ!」的なジェスチャーをしてくれたのです。
その子の髪をカットしているのを、その子の友人たちが面白そうに見ていました。
それが楽しそうに見えたのか、たくさんの方が集まってくださいました。
ビーチの都合上、あまりカットできませんでしたが、最初にカットをした子とその仲間たちがビールを買えるお金を投げ銭でくれました。そして「一緒に遊ぼう」と。
そこに浜辺でのカットを僕は一生忘れません。
このときのこの子になにか大切なものを頂いたのです。
目には見えない大切なものを…。
それが旅をしたいと思うきっかけです。
そしてこの度から帰国し日本の美容室でアシスタントを続ける私は、「海外で美容師をしたい」と日に日に思うようになっていました。
漠然と思っていた「美容師のスキルを通して、誰かを救いたい」という気持ちが、だんだんと具体的になり、形を帯びてきた結果なのではないかと思います。
そンな私の思いが功をなし、同期のスタイリストの中で誰よりも早くカットを学んですぐにスタイリストデビューしました。
世界を放浪しながら旅人美容師になったのです。
旅人美容師
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