クセが頑固で縮毛矯正かけたのにクセが残ってしまう方向けの記事です。

どこのお店で縮毛矯正かけてもクセが伸びなかった、クセが数日で戻ってしまった方。

ぜひこの記事を読んでいってください。

お客様の髪の毛のクセスペック

奄美大島出身の彼女の髪質は、しっかりとした髪の毛。

沖縄や鹿児島の離島などは暑い地域特有の太くてしっかりしています。

南米などの方の髪質も太陽の熱から頭皮を守るため太くてしっかりしている髪質の方が多いです。

お客様のビフォー写真

毛先は細く（すかれすぎと、強い薬剤によるダメージ蓄積での切れ毛）

中間から毛先にかけてゆるくクセが残っています。

根元のクセで頭が四角く見えてしまいます。

では縮毛矯正をかけていきましょう、

縮毛矯正の薬液選定

アルカリ性のチオグリコール酸で４０分放置。

縮毛矯正の薬剤を放置するのに一番、僕が心がけているのはしっかりと還元することです。

軟化チェックなど美容師さんであれば聞いたことがあると思います。

軟化→髪の毛が膨潤して柔らかくなること

還元→髪の毛の中の結合を切ること

軟化が進んでも髪の毛の中の結合を還元しなければ髪の毛のクセは伸びません。

軟化を抑え、しっかりと髪の毛の中に薬液を浸透させ、結合を切ることが縮毛矯正の大切な施術だと私は考えております。

なので他店とは違い少し放置時間が長く感じるかと思います。

しっかりと髪の毛の中の結合を切り離したら…

処理剤で中に入り込んだアルカリを除去します

髪の毛の中の結合を切る作業が終えたところで、中に浸透したアルカリ剤は残ってしまうと後にかなりの邪魔をしてしまうので除去いたします。

この図のように髪の毛の状態は弱酸性が一番いい状態です。

縮毛矯正やブリーチ、パーマなどを施術するとアルカリ性の薬液を使用する場合が多いです。

そのため、髪の毛の中にアルカリ剤というものが２週間ほど残留してしまいます。

アルカリ剤が残留してしまうと起こる問題とは

残留アルカリが起こることによって、日本の水道水に含まれる金属イオンが残留アルカリにくっつき酸化してしまうため後日にパサツキや切れ毛等の問題が起きてしまいます。

残留アルカリを除去することで髪の毛のダメージ加速の防止につながるのです。

熱処理（アイロンワーク）

アドストでしっかりと熱伝導させ、１８０度で髪の毛の形を形成させていきます。

ここで形が作れないとうねりが残ります。

アイロンなど何でも良いという美容師さんもいらっしゃいますが、僕の場合はこだわったアイロンを使っていて、むしろアドストというアイロンでしか思ったような縮毛矯正ができません。

ADST（アドスト）アイロンの詳しい記事はこちら

↓↓↓

縮毛矯正美容師達が愛用！！ADSTアイロンを好む理由３つの理由

水抜きアイロンで髪の毛の中に柔らかくなるトリートメントを入れ込んでいきます。

これで縮毛矯正独特の髪の毛の硬さがなくなります。

柔らかい質感になります♪

仕上げはハンドドライのみ

縮毛矯正剤２液を塗布して仕上げになります。

乾かして完成になります。

特にここでアイロンで仕上げやツインブラシで引っ張って乾かすなどはしません。

毛先だけブラシでうちにまとめる程度です。

ビフォー・アフター

全体のビフォー・アフター

内側のビフォーアフター

毛先はカットさせていただき、根本はしっかりとクセを取りました！

最後に

たくさんのクセでお悩みのお客様からご連絡を頂いています。

お客様ひとりひとりの髪質にあったオリジナルの縮毛矯正をご提供させていただいています。

お客様１００人いれば、１００通りの髪質の違いがありますので、使う薬剤も変わります。

あなたに最高の美髪を提供できることを心よりお待ちしております。

ご連絡、ご予約はお気軽に♪

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ