最近流行りの酸性矯正。

傷まないだの、ブリーチ毛でも縮毛矯正かけられちゃうだの噂の酸性矯正ですが失敗案件が非常に多いです（泣）

酸性矯正は髪の毛をダメージさせますし、ブリーチ毛でも履歴や髪質によってできないケースもございます。

酸性矯正は美容師の技術が大幅にでる施術になります。

なかでも今回は酸性矯正をかけたのにまったく癖が伸びなかったということにフォーカスを置いてお話していきます。

酸性矯正したけどクセが全く伸びなかったという方は是非ご覧になっていってくださいね☆

原因は薬剤選定よりも熱処理に問題あり

エステル還元剤（GMT、スピエラ）はファーストの熱によって還元率が変動します。

アイロンの180度でバチッと決めてあげるのか、乾かすときにドライヤーの熱による還元を起こしてしまってアイロン時で熱処理不足になってしまうかで仕上がりは大幅に変化します。

正しく熱処理が行われていない場合、髪の毛のクセは伸ばすことができません。

正しい酸性矯正のアイロン処理

アイロンの温度設定は180度キープです。

僕の場合は基本はADST使用ですが、酸性矯正の場合ラディアントを使用することも多いです。

ADSTアイロンの場合、髪の毛にしっかりと熱伝導をすることができます。

ただデメリットとして熱の入り込みすぎが起きてしまうと髪の毛にダメージを与えてしまうため、髪の毛の内部まで入り込む酸性矯正では一発でチリチリになりうるということも…

ラディアントの場合濡れている状態でもアイロンが可能のプレートになっていますので、水分量を残しつつじっくりと還元することができます。

ほぼ止まってるの？？くらいのゆっくりと熱をおいてくるイメージ。

アイロン時に注意すべきことはアイロンスルーではなく熱置きアイロン

薬剤パワーが弱い酸性矯正は熱処理ですべてが決まる！

アイロン前のドライ（乾かし）が問題

アイロン前のドライ（乾かし）は基本冷風で！

５０％乾いた状態で冷風で乾かすのが鉄則！！

アイロン前の水分量が多いほど還元剤が再び動く性質を利用します。

先程も言いましたが、初めて与える熱で還元はほぼ決まってしまいます。

そして濡れいている状態から１００％乾いた状態が一番形になりやすいんです。

アルカリ性の矯正の場合でも８０％乾かして残りの２０％アイロンで水抜きをします。

乾き過ぎの場合、形が形成されにくくなります。

そのため多少濡れていても熱伝導を行うことができるラディアントの方が適していると僕は思っています。

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