最近ではSNSやホットペッパー、ホームページ、ブログなどで非常に多くの髪質改善というメニューを目にするようになりました。

トリートメントとは違う…。

1ヶ月持つ…。

一気に知名度が上がって

今では美容室のスタンダードメニューになりました。

ほとんどのサロンでも髪質改善というメニューを目にします。

ただ問題なのが、、「髪質改善を他店で施術して髪の毛が傷んだ」

という声が非常に多いことです。

流行りの”髪質改善”と”酸熱トリートメント”の実態について現役美容師が徹底解説していきます。

髪質改善や酸熱トリートメントは薬剤師用の施術

薬剤を使用しているということは、髪の毛への知識が不足している場合や技術がなければ

髪の毛へ負担をかけてしまうということにもなります。

酸熱トリートメントについて

髪の毛の中にある栄養素（タンパク質）
これらはカラーや縮毛矯正などによって
バラバラになってしまっています。

酸熱トリートメントの主な成分は

【グリオキシル酸】

という成分です。

ではこのグリオキシル酸はどのような仕事をしてくれるのでしょうか

グリオキシル酸の特徴は

バラバラになっているタンパク質（栄養素）
の架け橋となってくっつけてくれる役目を果たします。

これがしっかりと理解している美容師さんが少ないことが問題です。

これが酸熱トリートメントの失敗事例。

酸熱トリートメントでキレイにならなかったのか

美容師側がグリオキシル酸の特性をうまく理解しておらず
上手に活用できてないと思います。

酸熱トリートメントはやればやるだけキレイになるものではありません！！

アルカリ、酸性、中性とある中で

縮毛矯正やカラー剤、パーマ剤は【アルカリ性】が多いです。

髪の毛やお肌は【弱酸性】

図にするとこんな感じです。

酸性に偏りすぎることで強酸の領域に達すると髪は分解します。

手触りを悪くしてしまい、酸熱トリートメントの失敗となってしまいます。

ブリーチや縮毛矯正並に難しい技術です。

メーカーから教わっただけですぐに手を出している美容師さんが非常に多いです。
最後にアイロン仕上げだからやっている本人も髪の毛をキレイにするどころかバサバサにしていることに気がついていない！！

酸熱トリートメントでの毛先のチリチリになってしまったビビり毛の画像

↓↓↓

毛先は酸熱トリートメントでボロボロ…
ちぎれてしまったりしています。

酸熱トリートメントのデメリット

• 嫌なニオイが残ってしまう
• アッシュ系のカラーは抜けてしまう
• 美容師さんによって効果が全く違う
• 髪の毛がかたくなる場合がある
• ダメージさせてしまうケースもある
• 何回も通わなくてはならないのに高額設定

髪の毛が固くなってしまう場合もございます。

酸熱トリートメントは技術者によって大幅に変化することを頭に入れておきましょう！

薬剤使用するということはカラーや縮毛矯正、パーマと同じ

薬剤を使用するということは、良くなる場合も、悪くなる場合もあるということ！

包丁と同じ！

包丁もいい料理を作ることのできる道具になりますよね。

使い方を間違えてしまうと凶器にもなってしまう。

髪質改善も酸熱トリートメントも薬剤師用のため、髪の毛を良くすることができる美容師さんもいれば、髪の毛を傷ませてしまう美容師さんもいるということをお忘れなく。

縮毛矯正やカラーなども同じで、知識がある美容師さんを探しましょう。

お店で選ぶよりも、個人の美容師さんをSNSやブログなどで発信している美容師さんにお願いすることをおすすめいたします。

最後に

髪質改善も酸熱トリートメントも薬剤が髪の毛の中に残ってしまうと、後々の施術に影響がでてしまいます。

使い方を間違えればダメージするし、キレイにもなる。

しっかりと勉強していて知識のある美容師さんを紹介してもらうなり、探すなりをおすすめいたします。

お気軽にご相談のご連絡くださいませ♪

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ