わたしってくせ毛？

美容師さんにくせ毛なのか教えてもらえてないケースや、昔はストレートヘアだったのに
年齢を重ねるごとに膨らんだり、広がったりのお悩みありませんか？

「なんかうまく髪の毛がまとまらない…。」

そんなお悩みをお持ちの方は是非最後まで読んでみてください。

今回は

くせ毛の原理について、後天的なくせ毛の原因などの記事を書いていきます。

くせ毛の原理とは？

ではクセ毛の原理を紐解いていきましょう。

どうしてクセ毛になるのか、案外間違って理解している人が多いのが事実です。

 
　まず、根本として髪の毛の八割以上はタンパク質で構成されています。

タンパク質が、髪内部で梯子の様に結びつくことで、髪のしなやかさやコシを生み出しています。
これを「結合」と言います。
 

　通常は、髪内部のタンパク質がまっすぐ結びついています。

しかしクセ毛の場合は、タンパク質が曲がった状態で結びついていルことが原因です。

このゆがみが、非常に強いクセになっているんですね。

言い換えれば髪内部のコルテックスのバランスがよくありません。

髪の毛を細巻きの寿司に例えてみましょう

髪の毛を細巻き寿司に例えた時、海苔にあたる部分がキューティクルで、ご飯にあたる部分がコルテックスです。

ご飯がボッソボソだったり、傾いて偏っていたら細巻き寿司として不格好ですよね。
それがクセ毛です。

髪の毛の中のコルテックスの結合が崩れて、繊維が均等ではなくなっているという状態がクセ毛です。
 

コルテックスは髪内部にぎっしりと並んでいます。

並び方として、水に馴染みやすい柔らかなタイプと水に強いかためのタイプと、２種類のコルテックスで構成されています。

それをオルソコルテックスとパラコルテックスと言います。

 
この二つのコルテックスは基本的に規則的に並んでいるのですが、ホルモンバランスや栄養状態、加齢といった様々な要因から そのバランスを崩します。

 
偏りが出たり、不規則になったり。

それがくせ毛の原因となります。

遺伝子による先天性のくせ毛の理由

遺伝的な場合や、先天的な場合も含みます。生まれつき、コルテックスのバランスが悪い人もいるというわけです。

　髪の毛の断面をマイクロカメラなどで見ると分かりやすいのですが、真っ直ぐに生えてきた髪の毛が正円に近いのに対し、くせ毛の断面は楕円形に近い形をしています。

　そして、そのようなクセ毛が生えてしまう原因は、毛穴の形にあります。

毛穴の形がゆがんでいると、曲がって髪の毛が生えてきてしまうので、髪の内部でタンパク質が不均等になり、コルテックスが均等に並んでいない、すなわちクセ毛になるのです。
 

　コルテックスのバランスが悪いと、うねりが強い髪となってしまい、ドライヤーによるブローや、ストレートアイロンで髪を伸ばすことでクセを一時的に改善させることはできますが、継続させることは難しいです。

それは、髪内部のタンパク質が要因となっているために、湿気や汗により、熱で一時的に直したクセが戻ってしまいがちです。

直毛に比べてくせ毛は傷みやすい？！

また、くせ毛は直毛に比べて髪の毛が傷みやすいといわれています。

その理由としては、髪の毛が歪んで生えてきていますので、その分、髪の毛のキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。キューティクルが剥がれると、髪はごわつき、潤いを失います。

 
また、直毛よりも髪の毛同士の空間が広いので水分量が少なく乾燥もしやすくなります。

髪の毛の水分量が少ないので、水分を吸収しようとするのですがくせ毛は水分を含むとよりくせが強く出てしまい、それが悪循環してしまうのです。

 
　縮毛矯正は、薬剤によって髪内部の結合を切ることで、髪を一度ニュートラルな状態、すなわちまっすぐにさせた状態で再度結びつかせることで、髪のクセを矯正させます。

この「髪をまっすぐにさせた状態」が、縮毛矯正の仕上がりにとても重要で、ストレートアイロンを用いてしっかりと髪を伸ばす作業が必要になります。

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ