縮毛矯正が上手にかからずお悩み方はたくさんいらっしゃいます。

• 数日でクセが戻った
• 当日の時点でウネリが解消されていない
• 縮毛矯正自体かけられないと美容師に言われた

縮毛矯正がかからなかったり、数日でクセが戻ってしまった理由について現役縮毛矯正美容師が徹底解説していきます。

縮毛矯正薬液の放置タイム

結論から申し上げますと、基本的に美容師の技術と知識不足が原因です。

ただ、酸熱トリートメントや他店での髪質改善等で髪の毛の中が変に固定してしまっている場合にクセが伸びないケースもございます。

縮毛矯正は他の薬液（カラーやパーマなど）
より”強い”（髪の毛に負担がかかる）薬液が多いです。

ただここで勘違いしがちな美容師さんが多いのですが

【髪の毛の癖が強い】×【縮毛矯正薬液強い】

これは間違いが起こる場合があります。

【髪の毛が細い、繊細】×【縮毛矯正薬液優しい】

【髪の毛がしっかりしている太い】×【縮毛矯正薬液強い】

の考えで僕は行っています。

平均的に縮毛矯正の放置タイム（最初の縮毛矯正薬液を塗布後の置く時間）
は１０分~１５分の美容師さんが多いです。

縮毛矯正薬液を強くして５分で流してしまう美容師さんなども…
↑これは髪の毛の負担がかかりすぎるのプラスクセは伸びません。

ちなみにこのお客様の縮毛矯正放置タムは合計で”４０分”です。

１ヶ月前に縮毛矯正がかからなかった…が正しいのですが

【クセが戻ってしまった原因】はこの放置タムに問題があります。

縮毛矯正は髪の毛の中の結合を離して再結合させて形を形成させていきます。

詳しくはこちらの記事を♪ 

↓↓↓

縮毛矯正のかかる仕組みをわかりやすく例えてみた！

　髪の毛の中の”手”が離しきれていない状態で
ストレートアイロンで形を形成しても縮毛矯正はもちろんかかるわけがありません。

【縮毛矯正薬液選択ミス】×【１液放置タイム】が失敗のカギの場合が結構多くあります。

しっかりと還元（結合を解く、手をはなす）を行えばクセは伸びる！

アイロンワーク（熱処理）も重要

熱処理って縮毛矯正にとってものすごく大切な技術だと考えている僕にはかなりアイロンという道具は重要です！

一般の方でも色々知っている有名ブランドメーカーさんのアイロンも多数存在します。

髪の毛の成分は生卵と同じです

髪の毛を熱処理（アイロンかける前の状態）

熱処理後（180度のアイロン施術後のストレートになった状態）

半熟状態で形が形成されている状態。

熱を与えると必ず髪の毛は固くなり形を変形させます。

失敗を繰り返したり、薬剤や熱の与え方を間違えてしまうと丸焦げの原型がない状態になってしまいます。

チリチリの髪の毛（ビビり毛）はこうして出来上がります。

↑

毛先のビビリ毛例

しっかりと適切な温度の熱を同じ毛束の幅で均等に熱伝導をさせなければなりません。

毛束が厚すぎても、薄すぎても、クセが伸びなかったりダメージにつながってしまったりします。

熱の伝導が髪の毛にしっかりと伝わらない場合はクセが少し残ってしまうケースがあります。

お客様の髪の毛を例に見ていきましょう

ビフォー

中間から毛先は繰り返しの縮毛矯正とイルミナカラーによる蓄積したダメージ。

他店での縮毛矯正は断られるか、かからない（クセが伸びなかった）失敗が多いです。

前回の縮毛矯正履歴もたったの2ヶ月前…。

ここ何年も縮毛矯正が上手にかからなかったそうで、ストレートヘアはあきらめていると…。

ご連絡をいただき、早速施術させていただきました。

全体のビフォーアフター

乾かしただけです。

決してアイロン仕上げではございません。

内側のビフォーアフター

無事クセも伸びました☆

動画でのツヤと質感

お客様からの喜びのメッセージ

クセでお悩みのお客様はお気軽にご連絡くださいませ☆

表参道縮毛矯正美容師ユキナガ