髪の毛にコンプレックスをお持ちの女性は非常に多いです。

あなたもこの記事にとんできたということは、髪の毛にコンプレックスをお持ちなのでは？

さまざまなお悩みがありますよね。

特に薬剤を使用するメニューをされている方は毛先などの傷みを気にされてるのではないかなと。

• くせ毛で広がる→縮毛矯正
• カラーでおしゃれしたい→カラー
• カールを付けたい→パーマ

だから美容室の薬剤使用するメニューを選択しますよね。

そのために美容師は存在していおるので毎日でも来てください（笑）

ただ！！

その中でも最近良く目にする酸性薬剤なら傷みませんの広告

結論から申し上げますと、、、酸性薬剤だから傷まないは真っ赤なウソ！！

必ず傷みます。

現役美容師が詳しく解説していきますね♪

薬剤仕様のダメージ

カラー、縮毛矯正、パーあま、ブリーチ、最近では酸熱トリートメントでの薬剤ダメージも多くなってきました。

【永久保存版】酸熱トリートメント失敗！？流行りの酸熱の仕組みを詳しく解説

そもそも薬剤の大半がアルカリ性だってこと知っていましたか？

【酸性の特徴】

• 強酸は溶かすイメージです。
• 酸性って基本的には味にすると酸っぱいです。
• 一部の金属やサビを溶かす　などの特徴があります。

簡単に例えるのであれば、酸性はしめる！！閉じる、硬くなる！なんてイメージ

【アルカリ性の特徴】

• 味は苦い（渋みがある）
• 触るとヌルヌルする。

アルカリ性は広がる、膨張する、柔らかくなる！なんてイメージかな

薬剤がアルカリ性が多い意味

もちろん酸性領域の薬剤も多数存在しています。

縮毛矯正剤でも増えてきましたね。

ただ、ブリーチや縮毛矯正、パーマ・カラー剤は結構アルカリ性のものを使用することが多いです（僕は）

なぜかと申しますと、先程の酸性とアルカリの特徴を思い出してください！

酸性＝しめる

アルカリ性＝膨らむ（膨張する）

要は、ドアが閉まっているところに薬剤は中にはいっていけません。

浸透しないということになります。

そうすると、薬剤が反応しないため、髪の毛の脱色もできなければ色も入り込んでいかないのです。

縮毛矯正も髪の毛の還元が行われないためクセが伸びにくくなります。

そのため！！アルカリ性で髪の毛を膨らまし広げて薬剤を浸透させることが多いのです。

ただ髪の毛はビオレなどのCMでも聞いたことがあるように、弱酸性になります。

アルカリ性で髪の毛がダメージする理由

アルカリ性による毛髪の膨潤により髪の毛の中の栄養素が外に出てしまうことが原因としてあげられます。

髪の毛の中に残留してしまうアルカリのことを残留アルカリと呼びます。

残留アルカリが残ってしまうことで髪の毛は日に日にダメージ蓄積をしていってしまうのです。

メニューごとの残留アルカリ

• パーマや縮毛矯正　７〜１０日
• カラー　　　　　　１４〜２０日

意外じゃないですか？

カラー剤のほうが残留し続けるんです。

髪の毛の中に乗ったアルカリがなんの悪さをするのか…。

それは

”カルシウムイオン”

”金属イオン”

と結びついてしまい、参加してしまうことがダメージになってしまうからです。

このカルシウムイオンと金属イオンは水道水の中に含まれているもので、
カラーや縮毛矯正後の残留したアルカリとくっつくことで

簡単に言うとサビます。

カラーをした日などってつやつやのさらさらヘアでも
何日か後になると髪の毛のダメージは加速していきます。

一刻も早く残留アルカリが抜けることがダメージ加速の防止になるのです。

アルカリ性の薬剤だから…酸性薬剤は傷まないは嘘！

アルカリ性の薬剤だから傷む。。。

酸性の薬剤だから傷まない。。。

ってのは神話のようなものなので勘違いしないようにお願いいたします。

※どちらも薬剤使用なので必ず傷みます。美容師次第で傷みは全く異なります。

たとえば包丁があったとして、腕のいい料理人が使った場合”おいしい料理を作ることができます”が、、、使う人が間違えれば”凶器”にもなりうる。

薬剤も同じで知識や技術力がない場合は同じ薬剤仕様でも傷みも仕上がりも全く別物になります。

○○ミナカラー

だとか

酸性領域のノーダメージ縮毛矯正などを売りにしている美容室は正直要注意が必要かもしれません。

縮毛矯正で例えるのであれば（ダメージ比率）

アルカリ性の縮毛矯正パワーバランス

薬剤ダメージ60~70％

熱処理（アイロン）30~40％

酸性の縮毛矯正パワーバランス

薬剤ダメージ30~40％

熱処理ダメージ60~70％

アルカリ性では薬剤のダメージが大きいですが、酸性では熱のダメージ。

どちらとも傷んでしまいますが！！技術と知識で大幅に変わる薬剤メニューだからこそ

できるだけダメージが少ないように施術してくださる美容師さんにお願いしましょう☆

【超重要】トリートメント（処理剤）の正しい活用方法

まとめ

酸性、アルカリ性の違いや髪の毛の傷み方の違いについてお話していきました。

この薬剤の選定は美容師のプロにおまかせしましょう。

傷まないって聞いたから酸性の縮毛矯正をかけました、、、。

っていうのはお客様が決めるよりもプロが決めることです。

風邪をひいて病院に行き、お医者さんに自分からこの薬をくださいとは言わないと思います。

それと同じで薬剤選定はプロの美容師が行います。

信頼できる美容師さんにお願いすることを強くおすすめいたします☆

お気軽にわからないことや、ご相談、ご予約等ご連絡お待ちしております♪

縮毛矯正美容師ユキナガ