1ヶ月前に縮毛矯正のはずが…

くせ毛に数年悩まれていたお客様
くせ毛の種類からしてもかなり難しいです。　

まずはビフォーの状態から（表面はアイロンかけてきてます）
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めくってみましょう

全然のびてない(泣)

しかも毛先はビビり毛（チリチリの髪の毛）

お客様の髪質スペックは？

カウンセリングでお客様のご要望を40分ヒアリングさせていただきました。

・細毛軟毛（濡らすとビヨビヨにのびる）
・毛先ブリーチと縮毛矯正履歴
・毎朝アイロンの日々のダメージ
・毛先ビビり毛（チリチリの髪の毛）
・縮毛矯正失敗
・ロングヘアーをキープしたい 

結果として一言最後に…

【髪の毛をきれいにしてクセを伸ばしたい！！（泣）】

か…かしこまりました！！笑

縮毛矯正薬液選定

【今回はPH移行還元！！】

PH移行還元の説明をしますね。

ハイダメージ毛やビビり毛の場合は
よりシビアで正確な薬剤の強さのコントロールが必要なんです。

この場合、pH移行還元（ペーハーいこうかんげん）縮毛矯正という技法を用います。

弱酸性→中性→アルカリ性　　　

小学校の頃理科の授業でリトマス紙を使ってやったのを覚えていますか？　

髪の毛の状態は”弱酸性”なんです。
　

縮毛矯正もカラーもパーマも基本的な薬液は”アルカリ性”です。

ここで髪の毛に近い”酸性”の縮毛矯正薬液から塗布していきます。

髪の毛の表面の”門”をじっくりと優しく開かせます。

その後に”アルカリ性”の縮毛矯正薬液を後から塗布します。
　

そうすることで”門”が開いた状態で髪の毛の中の結合を解いてくれるので
ダメージ最小でよりきれいに縮毛矯正がかかるという最新の技術になります。　

全国探しても数店舗でしか受けられない特別な技術です。
　

こんな髪質のお客様におすすめなのがPH移行還元（ブリーチ&縮毛矯正履歴あり）
　

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優しい薬剤選定でしっかりと髪の毛の中の結合をじっくり解いてゆきます。

縮毛矯正薬液の放置タイム

縮毛矯正は他の薬液（カラーやパーマなど）
より”強い”（髪の毛に負担がかかる）薬液が多いです。

ただここで勘違いしがちな美容師さんが多いのですが

【髪の毛の癖が強い】×【縮毛矯正薬液強い】

これは間違いが起こる場合があります。

【髪の毛が細い、繊細】×【縮毛矯正薬液優しい】

【髪の毛がしっかりしている太い】×【縮毛矯正薬液強い】

の考えで僕は行っています。

平均的に縮毛矯正の放置タイム（最初の縮毛矯正薬液を塗布後の置く時間）
は１０分~１５分の美容師さんが多いです。

縮毛矯正薬液を強くして５分で流してしまう美容師さんなども…
↑これは髪の毛の負担がかかりすぎるのプラスクセは伸びません。

ちなみにこのお客様の縮毛矯正放置タムは合計で”４０分”です。

１ヶ月前に縮毛矯正がかからなかった…が正しいのですが

【クセが戻ってしまった原因】はこの放置タムに問題があります。

縮毛矯正は髪の毛の中の結合を離して再結合させて形を形成させていきます。

詳しくはこちらの記事を♪ 

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縮毛矯正のかかる仕組みをわかりやすく例えてみた！

　髪の毛の中の”手”が離しきれていない状態で
ストレートアイロンで形を形成しても縮毛矯正はもちろんかかるわけがありません。

【縮毛矯正薬液選択ミス】×【１液放置タイム】が失敗のカギでした。

しっかりと還元（結合を解く、手をはなす）を行い

アイロンを丁寧にかけて
処理（トリートメント）を行い最後に鏡面トリートメントを行うと…？

衝撃のビフォーアフター

ビフォー

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アフター

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全体のビフォー

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全体のアフター

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まとめ

【髪の毛の癖が強い】×【縮毛矯正薬液強い】

これは間違いが起こる場合があります。

【髪の毛が細い、繊細】×【縮毛矯正薬液優しい】

【髪の毛がしっかりしている太い】×【縮毛矯正薬液強い】

やさしい縮毛矯正薬剤でダメージを最大限まで抑えて
美髪縮毛矯正をかけましょう♪